時計のガラスの交換

時計のガラスの交換に関して

腕時計のガラス部分は、専門用語で風防という名前で呼ばれています。風防の材質はガラスやプラスチックで出来ています。以前は割れにくい、製造コストが安いなどの理由から、プラスチック製のものが多い時期が有りましたが、今では表面強度がプラスチックよりも高く、傷が付きにくい、透明度が高いなどの理由から、ガラス製が多くなっています。

その中でも強度が極めて高いものがサファイアクリスタルガラスで、材料の価格が高い為、ある程度の価格帯以上の腕時計に多く使用されています。腕時計は身に着けて使用しますので、どうしても落としたり、ぶつけたりしてひびが入ったり、割れてしまう事が有ります。その場合は都計の風防を交換しないと防水性が保てませんし、異物が入ると別の故障に繋がります。風防ガラスの交換というと、大げさな修理に感じるかもしれませんが、昔から風防が割れるのは珍しい事では無く、町の時計店で普通に交換修理されていました。しかし、時代の流れで時計店が少なくなった今では、時計メーカーに送って修理するのが普通です。修理の受け付けは、時計を販売しているお店にお願いすれば、メーカーとのやり取りはお店が行ってくれます。但し、いわゆるファッション時計などのデザイン重視で価格も手頃なものはメーカー修理出来ない事が多いので注意が必要です。風防ガラスの交換作業を簡単に説明しますと、内部の機械を取り外し、外装ケース本体からガラスを専用の道具を使用して取り外します。取り付けは専用の工具で新しいガラスをケースに圧入して完了です。

さらに、細かい仕様は製品によって異なりますが、専用パッキンを使用したり、特殊な接着剤を使ったりして固定しています。その後、メーカーで専用の試験装置を使用して防水や浸水の試験も行ってから持ち主の手に戻ってきます。ここで気を付ける点ですが、腕時計のガラスは専用設計の物が多く、メーカーの部品の在庫期間は大抵7年程度です。よって、それ以上古い都計は、メーカーでも修理自体を受け付け出来ない事が多く注意が必要です。

しかし、もとのデザインとは違っていても汎用部品で対応出来る場合も有ります。汎用品での修理はメーカーでは行っておらず、時計修理の可能なお店を探してお願いする事になります。修理店はインターネットで探すのがやはり便利です。最後に、修理代金はそれなりに掛かりますので、時計によっては新品に買い替えた方が良い場合も有ります。